2022.11.15製作事例

【How to シルクスクリーン】上級者向き★グラデーションプリントをする方法!

1つの版でグラデーションカラーにプリントする方法のサンプルを作成しました!

===動画の編集能力が拙く、垂れ流し動画なのでお急ぎの方は早送りにして頂く事をお勧めします===

1版を使って、複数のカラーをグラデーションにするやり方を公開致します!

グラデーションの注文を受けることはたまにあるのですが、どうやって作成されてるのかご存じでない方が多いかと思うので

作成過程を見て楽しんで頂ければと思います。

グラデーションとは?

段階的に色を変化させることを言います。

グラデーションに作ったデータを、インクジェットプリンターなどで出力したらグラデーションに仕上がるのですが

シルクスクリーンの場合は、単色のインクを並べて、境界線をぼかしてグラデーションを表現しています。

どうやってグラデーションにするの?

版の上に乗せるインクがグラデーションになった状態でプリントすると、版の上のインクの混ざり方のまま、生地に写せる事になります。

この”版の上でグラデーションを作る”事が難しく、センスを問われる作業になります。

色の混ざり具合は調整できる?

できます。

こちら、混ざり具合を少な目にして境界線をはっきり出させたパターン。

こちら、混ざり具合を少な目にして境界線しっかりぼやかしたパターン。

お客様からご注文頂いた際は、基本的にはしっかりぼやかして納品しておりますが

混ざり具合は好みもあるので、ご要望あればお伝えください!

色はどうやって混ぜてるのか?

版の上で木の板(スキージー)でこねて混ぜてます。

混ざり具合を確認しながら、丁寧に境界線をぼやかしていきます。

この色を混ぜる作業が、手早くきれいに均一に混ぜるのが難しい!経験がいる作業です。

キレイに混ざったインクで刷れば、綺麗なグラデーションになったデザインがプリントされますね。

2着目、3着目にも同じグラデーションになる様、インクのあげ方も慎重に行います。

 

濃い色の生地にはどんな仕上がりになるのか?

黒の生地にプリントした写真です。

こちら、混ざり具合を少な目にして境界線をはっきり出させたパターン。

こちら、混ざり具合を少な目にして境界線しっかりぼやかしたパターン。

生地色と、インクの相性も混ざり具合に影響が出ます。

濃い色同士のを混ぜるのは比較的難しいです。グラデーションの幅は広いので、薄い色同士の方が自然に境界線をぼかしやすいです。

 

次回はちょいと変わり種グラデーションを紹介します!

 


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