2020.12.15お役立ち情報

オリジナルプリント服のネット販売~『洗濯表示タグ』は服に縫い付け必須?~

ブログ_洗濯表示

今年は個人や団体で、オリジナルブランドを立ち上げる方が増えた印象です!
BASEなどの簡単にネットショップが作れるサイトや、
Instagram販売などが手軽にできるようになったので、年々増えてきてるなという印象はあったのですが
新型コロナウィルスの自粛で、デザインを考える時間が増えたからな気がします!

「アパレルブランドを立ち上げる」って事がハードル低くなり、
自分の好きなデザインのプリントウエアを自分で着るために作りたいから始められる方が多いです。

オリジナルデザインのウエアを作ることはとても簡単になりましたが、【販売】となると押さえておかないといけないポイントがあります。

それは、『洗濯表示タグ』を付けて販売する事が必須な事。

必要な表示内容は以下になります。

■素材(コットン100%など)
■洗濯マーク
■表示者名と連絡先

その他、任意ではありますが
■洗濯に関する取り扱い注意
の4点が主に市販の商品に表記されています。

表示方法もそれぞれ違いますので以下で詳しく説明しますね!

1.素材の表記

ウエアに使用してる繊維名の表記が必要です。
Tシャツやスウェットであれば「コットン100%」が多く、
吸汗速乾性のあるドライウエアは「ポリエステル100%」が多いです。
アウターになると、「ナイロン」素材や、表地と裏地が違う素材もあります。
素材表記はメーカー商品ページに必ず記載されてるので、調べるのは簡単ですね。

ブログ_素材の表記

表示は直接ウエアに縫い付けるタグに記載するか、
もしくは下げ札に記載のみでもOKです。

2.洗濯のマーク

洗濯のマークは、洋服に縫い付け必須です。

ブログ_洗濯表示
生地から縫製してオリジナルウエアを作る場合は、自分で表示するマークを決めなければいけません。
…けど、当店では無地ボディにプリントをしてオリジナルウエアを作成される方が多いので、
メーカーの洗濯表示をそのまま頂ければ大丈夫です(笑)
興味ある方は消費者庁のホームページを見てみましょう!

ここで1つ注意点。
無地ボディの洗濯表示と、オリジナルプリント後の洗濯取り扱い方法は異なります。
プリント面の注意書きが必要です。
「洗濯に関する取扱い注意」は任意ですが、
オリジナルプリント入りの商品の場合は必須と考えた方がいいかもしれません。
それは後ほどの項目で説明しますね!

3.表示者名・連絡先

表示者名と連絡先は必須項目です。
消費者庁で決められているからでもありますが、
商品に何かあった場合、お客様が問い合わせ出来る連絡先を明記しておかなければいけません。

無地ボディにプリントをしてオリジナルウエアを作成する場合でも必須です。
洋服に縫い付け必須ではなく、下げ札に記載でもOKなので、記載内容は必ず抑えておきましょう。

■表示者名

個人事業主の場合⇒本名をフルネーム
法人登記の名称がある場合⇒(株)●●などの正式名称

個人事業主で、屋号や法人登記してないブランド名などはNGですので注意。
でも、フルネームを記載した上で、オリジナルブランドロゴなどを入れるのはOKです!

■連絡先

住所、もしくは電話番号のどちらかもしくは両方を表示します。
090、080始まりの携帯電話番号はNGで、固定電話もしくはフリーダイヤルでなければなりません。

いろいろ決まりがあってややこしいですが、商品に同梱する注意書きにまとめて記載しておきましょう!

4.洗濯に関する取り扱い注意事項

任意の項目なのですが、2.洗濯のマークでも説明した様に、オリジナルプリント入りの商品の場合は必須と考えた方が良いです。
無地ボディには必要のない、
「洗濯する際は漂白剤や蛍光剤、トルエンなどが含まれている洗剤のご使用は、
プリント部分の色落ちやはがれの原因になりますのでお控えください。」などの注意喚起が必要です。
洗濯表示のマークでは表現しきれない取り扱い内容なので、
3.表示者名・連絡先の記載と一緒に注意書き用紙を同梱してお客様に納品する事がおススメですよ!

 

次回のブログではよりオリジナルプリントした商品の販売のタメになる
「低コストでオリジナルブランドタグの付け方」と、
「プリントをした商品の取り扱い方法」
に関して詳しく説明しますね!

H.sketchでは、オリジナルウエアの作成を応援します!
オリジナルデザインの商品化、
タグの作成や縫い付け、
商品の仕上げ方法など様々な販売ノウハウをご提供できますので
ご興味のある方はお気軽にご連絡下さい!


こちらで説明した内容は、あくまで
「不特定多数の人を対象に販売する場合」の表示義務です。
チーム内でオリジナル商品を作って、1人1人から作成代金をもらう場合や、個人同士でオーダーメイドで作成する場合などは
「不特定多数の人」にはあたりませんのでご安心ください!

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